突然ですが、葉酸って聞いたことありますか?
んー、あるようなないような…
栄養素の一つなのですが、男性より女性の方が聞き馴染みがあるかもしれませんね。
妊婦さんは積極的に摂取した方が良い栄養素ということで、よく知られています。
実は、最近その葉酸を含んだ食品・サプリの市場が伸びているんです!
ということで、今回は葉酸の効果などを簡単に勉強していきましょう!
目次
葉酸とは
そもそも葉酸ってなに?
こんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
葉酸とは、水溶性ビタミンの一種でありビタミンB群に属する栄養素になります。
植物の葉っぱに多く含まれることからその名が付いており、黄色結晶で光や熱に不安定な性質を持ちます。
最も大きなはたらきとしては、
ビタミンB12と一緒に赤血球を作る役割を担っており、造血のビタミンと呼ばれています。
葉酸の効果
貧血を予防

上述したように、葉酸にはビタミンB12と協力して血液をつくるはたらきがあります。
そのため、葉酸が不足すると「巨赤芽球性貧血」という貧血を引き起こすリスクがあります。
巨赤芽球性貧血とは、骨髄に巨赤芽球という異常物質が産生されることで起こる貧血を指します。
このタイプの貧血の原因として、葉酸やビタミンB12の欠乏が挙げられるので、
葉酸を摂取することで予防につながります。
胎児の正常な発育をサポート

葉酸はDNAやたんぱく質の生合成を促進し、細胞の生成や再生を助ける効果があります。
そのため、体の発育に関して非常に重要なビタミンとされています。
特に妊婦さんについては、葉酸を十分に摂取することで、胎児の先天異常である「神経管閉鎖障害」を防ぐ効果が期待できます。
ちなみに妊婦さんが一日に必要な葉酸の目安量は、通常の2倍以上と言われており、
一日約480μgの摂取が望ましいです。
また、できれば妊娠が発覚する前から意識して葉酸を摂取しておき、妊娠に備えた体づくりをするのが良いとされています。
筋肉の生成・維持

筋肉は筋繊維という細胞が集まって構成されており、この筋繊維が増えることで筋肉が大きくなっていきます。
そして、筋繊維が増えるには正常な細胞分裂が不可欠です。
葉酸には細胞分裂を促すようなはたらきがあるため、葉酸が不足すると筋肉の生成・維持に支障をきたすことになるのです。
女性のみに必要な栄養素という印象が強いですが、
筋肉をつけたい男性にとっても重要な栄養素だということですね!
認知症の予防

血液中にある「ホモシステイン」という物質の濃度が高くなると、正常な血管系状態を維持するのが難しくなり、
その結果、認知症などを引き起こすリスクが高まるとされています。
葉酸には、血液中のホモシステインの濃度を低下させるはたらきもあるため、
葉酸を摂取することで認知症の予防につながると考えられています。
葉酸の摂取方法
葉酸ってどうやて摂るのが効率的なの?
葉酸を摂取するときの注意点が一つあります。
それは、できれば食べ物だけでなく、サプリメント等の栄養補助食品でも摂取するということです。
葉酸の性質として、まず熱に弱いという特性があります。
そのため、葉酸を多く含むほうれん草・アスパラガスなどの野菜を茹でたり炒めたりてしまうと、
せっかくの葉酸の含有量が大幅に減ってしまうということになります。
また、食物中の葉酸の吸収率は50%程度に対して、サプリメントとしての吸収率は85%程度とされています。
以上の理由から、食べ物からの摂取を意識するだけでなく、サプリメント等で補っていく必要があるのです。
葉酸 おすすめサプリメント
葉酸のサプリメントを評価・値段から3つ厳選したので、参考にしてみてください。
ピジョン サプリメント 葉酸カルシウムプラス
・一日2粒で葉酸400㎍を摂取できる
・「たまひよ」赤ちゃんグッズ大賞 葉酸サプリ部門1位
・Amazon葉酸サプリメントランキング1位
・保存料無添加
UHA グミサプリ 鉄&葉酸 アサイーミックス味
・一日2粒で葉酸200㎍を摂取できる
・美味しいグミタイプなので継続しやすい
・水が無くても手軽に摂れる
ビーンスタークマム 毎日葉酸+鉄これ1粒
・一日1粒で葉酸400㎍を摂取できる
・ラムネのように食べられるタイプ
・60日分で1000円前後のお手頃価格
まとめ
今回の記事のポイントをまとめると以下の通りです。
①巨赤芽球性貧血を予防できる。
②胎児の先天異常を予防できる。
③妊婦さんの一日の摂取量目安は一日480㎍。
④細胞分裂を促し、筋肉の生成・維持につながる。
⑤血液中のホモシステイン濃度を低下させる。
⑥吸収率が高いサプリメントで摂取量を補うべき。
葉酸を日ごろから意識して摂取し、健康維持に役立ててくださいね♪
それではまた次回!
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