最近、ナイキの「ヴェイパーフライ」というランニングシューズがかなり注目されていますよね!
なぜ注目されているのかと言うと、日本だけでなく世界中の陸上選手がこのシューズを履いて、様々な好記録をバンバン打ち立てているからです。
また、各大会であまりにも記録更新が多いため、世界陸連からその使用が規制されるのではないかと言われているほどです。
今回はその「ヴェイパーフライ」について、簡単解説していきます!
目次
ヴェイパーフライとは

「ヴェイパーフライ」は、2017年からナイキ社が販売しているランニングシューズになります。
見た目はこんな感じで、一番の特徴は見ての通り「厚底」になっていることです。
そのため、ナイキの厚底シューズなどとも言われています。
有名選手がこぞってこのシューズを履いて好記録を打ち立てていることから、多くの市民ランナーからも絶大な人気を誇るシリーズとなっています。
お値段は3万円超えと少々お高いですが、それでも爆発的ヒットになっているのはすごいですね。
ヴェイパーフライのすごさ①:推進力

従来のランニングシューズは底が薄く軽量化させた物が多かったのですが、
ヴェイパーフライはソール部分を厚くし、その中に反発力のあるスプーン上のカーボンプレートが埋め込まれています。
そのため、足裏の先の方で着地するとそのカーボンプレートが曲がり、それが元に戻ろうとする反動で足が勝手に前に行くような感覚が生まれます。
つまり、今までよりも少ない負担で体を前に進めることができるというわけですね!
🎽 #箱根駅伝2020 🎽
— 鷹たく@TOKYO (@takumi_hawks21) January 3, 2020
区間新連発のワケ
NIKEの開発したヴェイパーフライによって飛躍的にタイムが短縮。ソールに入っているカーボンの反発によって【前傾姿勢】が作られ【足が勝手に前に進む】感覚になる。
ちなみに試し履きしたことあるけど素人には怖いくらい足が勝手に進んで行くイメージ。#NIKE pic.twitter.com/ZxqrMU319K
ヴェイパーフライのすごさ②:クッション性

厚底ソールを使用しているためクッション性が高く、走っている際に疲労感を感じにくくなります。
足底だけでなく足首や下腿三頭筋への負担も軽減されるようなので、疲労感の軽減だけでなく、けが防止などにも繋がってくるでしょう。
話題のナイキの靴、さしてルールがないところで記録が出すぎるからダメにするのはどうなんかな!?
— 鶴薗洋介 (@aWdFt7Du9EBJB3B) January 17, 2020
厚底にすることでクッション性が増して怪我防止になる側面も重要な要素だと感じるが…
アスリートは他の職業に比べ短命なんだから怪我防止を重要視してほしいですね!https://t.co/M97uHWREck
ヴェイパーフライのすごさ③:軽量性

厚底ソールがある分、シューズとしての重さが増しているんじゃないかと疑問を持たれる方も多いかと思いますが、
実は軽量性にも優れており、「ヴェイパーフライ ネクスト%」というシューズは26.5センチでたった186gしか重さがありません。
また、耐水性にも優れており、水にぬれても中まで浸透してこないため、雨の日でも軽さを感じながら走ることができます。
新型ヴェイパーフライ届いた。
— ぶらっく無糖@1/19 IWAKUNI絆EKIDEN (@SugarFree_Black) June 30, 2019
写真では見てたけど、改めて手に取ってみるとソールの厚さに圧倒される。アウトソール、フォアフットの人しか人権ない感じね…
あと、見た目から想像する重さより遥かに軽い。
もちろん走ってないからレビューはできない…w pic.twitter.com/ZhJEbOmZR2
ヴェイパーフライが注目される理由

ヴェイパーフライがここまで人気になっているのは、冒頭でも触れたとおり、このシューズを履いてトップ選手が好記録を量産しているためです。
日本では東京五輪の代表を決めるレースにおいて、日本記録保持者の大迫傑選手が履いていたのが記憶に新しいですね!
また、2020年の箱根駅伝においては、何と出場選手の8割がヴェイパーフライを使用するという異常な光景が見られ、
結果、10区間中7区間で区間新記録が出るという記録に残る大会となりました。
さらに、日本だけでなく世界でも大きな注目を浴びており、
2020年10月に行われたレースでは、ケニアのエリウド・キプチョゲ選手が非公式ながら、人類史上初のフルマラソン2時間切りを果たしました。
このように、あまりにも好記録が出過ぎているということで、世界陸連がヴェイパーフライの使用を禁止するのではないかという見立ても広がっているようです。。。
何だか水泳界でスピード社のレーザーレーサーが流行った時が思い出されますね。
ひとまず、2020年1月18日時点では使用の可否は決まっていないようなので、
今後もヴェイパーフライから目が離せませんね!!
それではまた次回!
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