【就活生向け】食品メーカーから見た「今後の小売業界」とは

就活

就活生に人気の食品業界ですが、

今回は現役の食品メーカー営業マンである私が、食品業界とも関係の深い小売業界の実態をお伝えできればと思います。

就活の際の業界研究等の一助となれば幸いです。

あくまで「食品メーカーからの視点」「私の個人的所感」だという点はご承知おきくださいね。

ざっくり以下の2点に絞ってご紹介します。

  • 小売業界の現状や傾向
  • 今後伸びていく業態

小売業界の現状や傾向

小売業界とは

そもそも小売業って何を指すの?

世の中の小売業っていっぱいありますよね。

小売業を正確に定義すると長くなるのですが、

「メーカーや卸業者から商品を仕入れて販売する業態」

と捉えてもらえればOKだと思います!

要はメーカーにとっては小売業者はお客様に当たる訳ですね。

そのため、小売業界について知っておくことは、仕事をするに当たって非常に重要なことなのです。

食品メーカー視点でのお客様

食品メーカー視点だけで考えると、基本的には大きく以下の3つに分けることができます。

  1. スーパー
  2. コンビニエンスストア
  3. ドラッグストア

細分化したらキリがないので、今回はこれら3つの業態のみに焦点を当てますね。

スーパー

https://gyokai-search.com/3-su-pa.htm

食品を買う上で、最も身近で昔からある業態がスーパーですよね。

スーパー業界は年間売上規模がおよそ18兆円弱で、他2つの業界より遥かに大きいです。

ただ、ここ数年消費者の購買ルートの多様化により、成長としては鈍化しています。

また、M&Aによる業界再編も大きく進んでおり、

「イオン」「セブン&アイHD」の完全2強体制というのが現状です。

屋号などでは分からなくても、調べてみるとこの2つの資本が入っているスーパーがほとんどです。

特に地方スーパーではその傾向が顕著であり、

昔から親しまれているスーパーが徐々にイオン化・ヨーカドー化しています。

これからもこの傾向は続き、地方スーパーは徐々に淘汰されていくでしょう。

コンビニエンスストア

https://gyokai-search.com/3-konbini.htm

コンビニエンスストアは年間売上規模がおよそ5兆円強です。

何年も出店が進んでいることもあり、成長傾向にあります。

しかし、ここ最近は不採算店舗の見直しや既存店の収益改善に着手するところが増え、

店舗数自体はその増加傾向が鈍化しています。

また、働き方改革による労働環境見直しで、

24時間営業に対する考え方も今後変わっていきそうな感じがしますね。

そして、業界勢力としては「セブンイレブン」「ローソン」「ファミリーマート」の3強体制です。

そして、コンビニは商品の採用条件が非常に厳しく、

「◯個/週のペースで売上が無いとカット」

という基準があり、商品の入れ替りが他の2つの業界と比較して激しいのが特徴です。

そのため、メーカーとしては最も気を使う取引先だと思われます。

ドラッグストア

https://gyokai-search.com/3-drag.htm

ドラッグストアは年間売上規模がおよそ6兆円強です。

スーパーやコンビニエンスストアと比較すると、ここ数年で大きく業績が伸びているのが特徴です。

最近のドラッグストアの傾向としては、食品売場を拡大するという傾向が挙げられます。

ドラッグストアの利益を作る商品は、基本的には薬などの高利益率商品がメインなのですが、

なぜ食品売場を拡大するのでしょうか?

理由としては、スーパーやコンビニより安い価格で食品を大々的に展開することで来客数を増やし、

そのついでに利益率の高い薬を買ってもらうという戦略をとっているからなのです。

その結果、半分スーパー化しているドラッグストアが今増えてきています。

また、薬で利益がとれるという背景もあり、

そこの利益を原資にして、食品の販売価格を安く設定しているというのも特徴ですね。

そして、ドラッグストアはスーパー以上にM&Aが激しく、業界順位がコロコロ替わります。

2020年現在では、「ツルハHD」「ウエルシアHD」が業界首位を争っていますが、

2021年に「マツモトキヨシHD」「ココカラファイン」が統合予定のため、

そうなるとまた首位変動という形になります。

スーパーと同じく、今後も小さいチェーンは大きいところに飲み込まれていくという流れは続くでしょう。

今後伸びていく業態

じゃあこれから小売はどこが伸びるのかな?

上記の傾向や様々な要素を踏まえると、やはりドラッグストアが最も伸びるでしょう。

理由1:集客数の増加

まず、世間の健康志向の高まりは間違いなく進んでおり、健康食品の売上は増加傾向です。

その面で、ドラッグストアにはサプリメント健康食品が他2業態と比較して豊富にあり、

消費者の需要に最もマッチした業態だと言えます。

また、近年訪日外国人数が急激に増えており、

中国人を中心に日本製の化粧品などを大量購入する傾向が見られます。

ドラッグストアでは化粧品の品揃えも豊富なため、

そもそも集客という観点で、スーパー・コンビニよりも期待できると予想されます。

理由2:食品売場の拡大

先述したとおり、食品売場を強化するチェーンが増えているというのが現状としてあります。

スーパーやコンビニで食品売場がこれ以上広がる見込みが薄いのに対し、

ドラッグストアではそれが見込めるというのは一つポイントですね。

店舗数も増えて売場も広がっていけば、

間違いなく食品メーカーとしては取引金額が拡大していきます。

以上の2つの理由から、食品メーカー視点ではドラッグストアが今後伸びると私は予想します。

業界や消費者動向を知ると、普段の見ている景色も変わってくるので楽しいですよ♪

ぜひ何かの参考にしてみてくださいね!

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